飼育動物種の紹介

2020年09月8日(火) 現在

ニシアフリカトカゲモドキ Hemitheconyx caudicinctus ♂

呼び名はモカ。モカ様、モカる etc…飼い主がモカのかわいさに興奮して呼び方が変わることがしばしば。基本的にはかわいすぎて崇め称えており「モカ様」呼びが定着している。インスタグラムで繋がってくれているフォロワーさん方も皆さん「モカ様」と呼んでくれるのが密かに嬉しい。

モカは2015年08月28日に雅の元にやってきた。何かの事情があり、飼えなくなった前飼い主から譲り受けた個体。その時からすでに成体サイズであり、推定5歳以上とみられている。

人工飼料は一切受け付けない、生き餌大好きでずっしりおっとりした性格のオス。天使。

ニシアフリカトカゲモドキ Hemitheconyx caudicinctus 

呼び名はティラミスちゃん。非常にビビりで繊細な性格のワイルド個体。

2020年2月1日にショップにてモカ様のお嫁さん候補としてお迎えをした。現在、推定1歳半の若いメス。最近は人間に対する恐怖心を少しでも減らすために、ケージ前に張っていた目隠しを外し、たまに10~15分のハンドリングを行っている。

写真は爆食後、ウェットシェルターの上に自力で登り、くつろいでいるところ。

モカ様と同じく人工飼料は一切受け付けない、生き餌大好きワイルド女子。食べ盛りでかわいい。

オカダトカゲ Plestiodon latiscutatus 写真は卵がお腹にある♀

呼び名は特になし。うちには写真のメスの他にも、以下に紹介するがこの個体が産んだ幼体もを飼育している。

写真のメスは2019年8月に某所で捕獲。普段は土に潜っており、人間がいなくなると姿を現す、とっても警戒心の強いトカゲ。

この写真のメス個体が、2020年5月上旬に無事産卵し、抱卵を確認。

6月上旬に無事に孵化を確認し、母親と仔を分けて飼育開始。

オカダトカゲ Plestiodon latiscutatus 幼体たちの一部

呼び名は特にないが、全体的に「ばぶ」と呼んでいる。

母トカゲに守られて約40日間、無事に孵化してきてくれてありがとう。かわいくてかわいくて、仕方ない。孵化から3か月が経つけど、10匹全匹が無事に成体になってくれるまで、あたたかく見守る覚悟でいます。

どんどん大きくなっていくのが目に見えてわかって、すごい。

この後登場するニホンカナヘビもそうだが、トカゲの幼体は野生で捕ってきてもストレスからか拒食を起こし、そのまま死なせてしまった過去があるため、野生で見かけても捕まえて育てることはしてこなかった。

今回、ほぼ初めての幼体からの飼育ということで日々記録をつけて観察し、今後の飼育に貢献できるような飼育方法の提案や知見を深めていきたいと思う。

ヒガシニホントカゲ Plestiodon finitimus ♀

呼び名は特になし。上記で紹介したオタガトカゲのメスと同じく2019年8月に捕獲。

写真からも分かる通りとっても逞しい体型をしているので一瞬オスかと思う。

(2020年9月5日まで先ほど紹介したオカダトカゲをヒガシニホントカゲとして紹介しておりましたが、よくよく分布域を論文で確認したところ、オカダトカゲであることが判明しました。そして、ツイキャスなどでヒガシニホントカゲかわからないと紹介していた上記の個体はヒガシニホントカゲで合っているであろうことが分布域から判明。オス個体も飼育しておりますが、捕獲地不詳のため、同定でき次第こちらで紹介します。難しいと思うと同時に新たに知ることが楽しいとも感じます。)

今までヒガシニホントカゲと誤情報をお伝えしてしまっていた件について、訂正し、改めてお詫び申し上げます。

ニホンカナヘビ Takydromus tachydromoides 写真は脱皮直前の♀

呼び名は特になし。写真のメス以外にも、もう1匹のメスとオスの計3個体飼育していた。

※尾切れメスは2020年5月20日ごろから餌を受け付けなくなり、呼吸のたびにぷすぷすと音が鳴っていた。温めながら隔離し、細菌を殺すために治療を施したものの、2020年5月28日に治療の甲斐なく死亡。

※不思議な寝相に定評のあったメスは、大きい餌を無理に食べようとした?のか顎が腫れ、中から血が滲み出てくる症状が起こった。口腔内もマウスロットのような状態になり、消毒と絞り出しの治療を行っていたものの、2020年8月24日におそらく細菌感染からの治療のストレスに耐え切れず死亡。

※一番体の大きかったオスは、不思議な寝相に定評のあったメスが死亡した直後から活発でなくなった。おそらく同居していたせいか?何か細菌がオスの身にも及んでいたのかもしれない。餌は食べ、水も自力で飲んでいるのを数日前に確認したが、2020年9月7日の午後に死亡しているのを発見した。

なので、現在ニホンカナヘビは飼育しておりません。

2018年9月に3匹ともに成体サイズで捕獲。

雅が爬虫類に目覚めたきっかけになったのが本種である。日本の各地に生息し、自然が豊かではない住宅地付近にも生息するので一番目にしやすいのがこの種だと思う。皆さんも一度は見かけたことがあるのではないだろうか。ただし、飼育は一番難しいと感じる。

もはや思い出がありすぎて、ここではコンパクトに語れないのが残念…機会があれば、ニホンカナヘビの思い出話もしたいなぁ。

よくニホントカゲとニガシニホントカゲとニホンカナヘビが混同認識されているのをネットで目にする。ニホンカナヘビは鱗がかさついていて、ざらざらしており、眼も鋭くかっこいい印象。対照的に、ニホントカゲ、ヒガシニホントカゲではつるつるとした鱗をしており、うるうるくりくりのかわいらしい黒眼をしている。

クロサンショウウオ Hynobius nigrescens 雌雄不明

呼び名は特になし。雌雄不明な個体を2匹飼育している。写真はアップになっているが、実際の大きさは全長6cmほど。

この個体たちも、いろんな理由があって譲り受けた。詳しくは雅のYoutubeをご覧頂きたい。譲り受けてから3年ほど経過していると思う…(当時の記録が紛失…)

今まで紹介してきたのは爬虫類でしたが、本種は両生類ですので、水分に依存しています。常に餌を欲しているので、人間が近くを通ると首を動かして見つめてくる。

見てください。このうるうるな黒眼で見つめられます。かわいい

クリイロハコヨコクビガメ Pelusios castaneus ♂

呼び名はくりちゃん。2019年10月か11月に雅宅にやってきた、捨てられてしまっていた個体。

悲しいことに、飼育していたが脱走してしまったり、このくりちゃんのように飼いきれなくなって野外に放たれてしまう爬虫類が非常に多いのが現状です。くりちゃんが家にやってきた経緯は雅のYoutubeの動画内にてご紹介しておりますので興味のある方はご覧ください。

今は第二の人生(カメ生?)として、わたしが可愛がって大切に飼育しております。

人間が動くたびにくりちゃんも餌をくれとばかりに寄ってきて、ガリガリとプラケースを引っ掻いて立ち上がって大暴れ。つい構ってしまいたくなる…雅宅にいる他の子らは大半が構うなとばかりに逃げていくから…。

爬虫類に出会ってから14年ほど経ちましたので、彼らの考えていることは何となくわかるようになりましたが、まだまだ、ヘビやカメなど個人的に飼育したことがない種も多くいるのでこれからも飼育しながら勉強させてもらおうと思っています。

以上で雅宅で飼育している動物紹介を終わります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA