雅流!オカダトカゲの幼体飼育~餌編~

皆さんこんにちは!お久しぶりです、雅です。

前回はオカダトカゲの孵化について実体験をお話しました。まだご覧になっていない方は、まずこちらの孵化のお話から見ていただけると、わたくし雅の考え方がわかるかと思います。→オカダトカゲの孵化について

今回は、タイトルにある通り「オカダトカゲの幼体飼育」の中でも餌、に注目してお話していこうと思います。前回公開したブログ記事の内容通り、わたしは小、中学生のころにオカダトカゲやヒガシニホントカゲの幼体を捕獲し、飼育を試みましたがことごとく失敗を繰り返しました。

いつの日か、死なせてしまうから幼体の飼育はやめようと思い、ずっと最近まで亜成体~成体のトカゲのみ捕獲し、飼育をしてきました。

ですので、完全なる孵化したての幼体の飼育は、初めての経験。

この貴重な機会とわたしの自由な時間を惜しみなく使い、試行錯誤しながら今現在も10匹のオカダトカゲの幼体を飼育しています。ここで、今まで得た情報を皆さんに公開したいと思います。

オカダトカゲ Plestiodon latiscutatus 寄り添って目を閉じる…癒しのひと時…

餌についてざっくり説明します

孵化した次の日の写真

まず尻尾の先端から鼻の先端まで5cmもないような、こんな小さな幼体、何を食べるでしょうか?

正解は生きた虫です。ピンセットでの給餌に慣れた成体の場合は、人工飼料なども食べてくれますが、この世に生まれたばかりの、ましてや人間に慣れてすらいない幼体がしょっぱなからピンセットで人工飼料を食べたら、それはすごいことだと思います。

ピンセットを使うにしても、人間の大きな手や腕が上から近づいてくるので、それだけで小さな生き物たちは怖がって暴れたり、逃げようとしたりします。

ですので、わたしはこの幼体たちが孵化する前にあらかじめ用意しておいた、自家製ヨーロッパイエコオロギ、フタホシコオロギ、ワラジムシの幼虫、デュビアの幼虫、ミルワームの小さい幼虫の5種を餌として、生きたまま置き餌をして与えてみました。

また、コオロギやワーム類はカルシウムがあまり摂れず、カルシウムとリンの比率、アミノ酸のバランスが悪いため、カルシウム剤、ビタミン剤を餌昆虫にまぶしてから与えます。

餌の与え方

現在は人間に慣れてきたのか、ピンセットから直接餌を食べてくれる幼体が増えましたが最初は逃げていくので、餌皿に餌を置いて、自力で食べてもらう方法をとりました。(現在も餌皿での給餌は行っています)

普通の100円ショップなどで販売されているような小鉢でも良いのですが、今回は機能性を重視し、株式会社スドーさまのレプタイルディッシュSを使用しました。大きさは直径約7センチの円形で、高さは約2センチと、小さな幼体でも脱出しやすい高さで現在も重宝しています。

こちらの品は、成体の方でも使用しておりますが、かえしがついていますので、中に入れた餌昆虫やワーム類が逃げ出しにくくなっています。

※このレプタイルディッシュの高さより大きい餌昆虫や飛び跳ねる餌昆虫を入れると当然出て行ってしまうので、コオロギなどは脚を取るか、レプタイルディッシュの大きさを変更して使用してくださいね!

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雅が実際にオカダトカゲ幼体飼育で使用中のSサイズ【スドー レプタイルデニッシュS

雅が実際にオカダトカゲ、ヒガシニホントカゲ成体飼育で使用中のLサイズ【スドー レプタイルディッシュL

※Lサイズも同じ円形で、直径約10センチ、高さ約3センチになります。

レプタイルディッシュSの中に、上記の写真のように餌昆虫やワーム類をダスティング(カルシウムやビタミンを添加すること)し、自分たちで早速狩りをしてもらいました。ストレスを少しでも感じさせないよう、わたしは一切手を出さず、遠くから見守りました。(※最初からすべての幼体が餌を食べるわけではありません)

餌頻度はほぼ毎日。孵化した後の2020年6月~9月は気温が暖かかったのと、幼体の数が多かったのですべての個体がきちんと食べられるようにわりと多めに与えていました。

孵化直後はすべての幼体がいきなり食べることはなく、日数が経つごとに食べている様子を観察することができました。わたしが一番最初に食べているのを目撃したのが、孵化発見の次の日でした。幼体のうち一匹がワラジムシをじっと見つめ、成体のトカゲと同じように瞬時に仕留めていたのを、今でもよく覚えています。

孵化から数日後、コオロギやワラジムシを捕食するのに慣れてきたところで、デュビアの幼虫(トカゲの幼体が食べられる大きさ)を餌皿に入れてみましたが、匂いが強烈なのか(人間にもわかるゴキブリ臭)、誰も見向きもせず…。

なんでも食べてくれるトカゲならデュビアも食べてくれますが、匂いが嫌なのか硬いのが嫌なのかわかりませんが、デュビアを好き嫌いして食べない個体はよく見ました。(家のニシアフたちもそうだし、元職場にいたレオパたちもそういう子が多かった印象)

孵化から4ヵ月が経過した現在はずいぶん体も大きく成長してきましたので、デュビアを餌皿に入れておいても次の日には空になっていることが多くなりました。ですので、好き嫌いの好みの問題はもしかしたらあるかもしれませんが、成長とともに我が家の幼体たちは食べるようになりました。

もし、この子はこの餌は食べない~と思っていても時間をおくと食べるようになるかもしれませんので、餌のレパートリーを増やす目的で時間をおいて挑戦してみるのも良いかもしれません。

人工飼料について

孵化から約4ヵ月になる幼体たちが最近チャレンジしたのが、人工飼料!

まずはレオパゲルから。レオパゲルは人工飼料の中でもわりと最初の方に発売されました。名前の通りゲル状になっていて、開封後は冷蔵保存をします。

こちらのレオパゲルの販売会社、キョーリンさんの山崎研究所という施設でレオパゲルを与えていたヒョウモントカゲモドキの累代飼育を確認、そしてその施設で飼育していたヒョウモントカゲモドキの約80パーセントが食いついたそうです。(パッケージの裏側に書いてありました)

主に昆虫食の爬虫類の補助食として使用されている印象。わたくし雅も、これ一択では飼育せず、他の生きた昆虫をメインに、たまに少しでも栄養が摂れればいいな…と思い、たまに与えています。(月に1度くらいかな…)

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キョーリン レオパゲル

体の大きい幼体はピンセットからわりと餌を食べてくれるので、レオパゲルをピンセットでつまんで与えるとすぐに食いついてくれました。

ピンセットから食べてくれない怖がりな幼体たちのために餌皿に一口で食べれる大きさにカットしたレオパゲルを置いて、その中にコオロギも入れて、コオロギでおびき寄せて興味を持ってもらう作戦ですが、結果はまぁまぁな感じでした。(笑)

やはり生きた餌でないと食べない幼体は多い印象です、特に体の小さい子が。

あとは同じ餌皿に置く方法でレオパブレンドフードとフトアゴブレンドフード(フトアゴじゃないけど笑)の試供品もいただいたので試しましたが、結果は同じでした。食べる子は少し食べるけど、がっついてはこない、仕方なく食べるという印象。

人工飼料を見たり集めたりするのが好きなのでこれからもいろんな人工飼料を試してみようと思います。

人工飼料のパッケージの裏にも書いてありますが、あくまでも人工飼料はサブ食的な立ち位置で考え、メインはコオロギやゴキブリなどの昆虫を与えてくださいね!

また新たな人工飼料を試したら、お話ししたいと思います。

次こそオカダトカゲの幼体飼育の話がしたい!!

今回はこのくらいにしておき、次回へ続きます。最後までご覧いただきありがとうございます!

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