雅流!オカダトカゲの幼体飼育~飼育編~

皆さんこんにちは!雅です。

前回投稿したオカダトカゲの死亡報告後、かなりショックを受けてしまいなかなかブログに手が付けられませんでした。しかし、このまま発信を辞めるわけにはいきませんので、本日は雅流のオタダトカゲの幼体、飼育編ということで、孵化から今現在までどんな感じで飼育しているのかを公開したいと思います。

前にもお話していたと思いますが、幼体、成体ともに特大プラケース、床材には細かいヤシガラを使用し、飼育しています。

こんな感じで重ねておけるので便利な特大プラケース。だいすき

グループ分けをして飼育中

まず、2020年11月5日現在の幼体の数は全部で9匹です。この9匹を、体の大きさと雌雄(なんと頭胴長が6~7センチの個体ではもうすでに喉が赤くなりはじめ、オスの特徴が出てきています)を見比べ、大体同じくらいの大きさで、雌雄の数も大体均等になるように2つの特大プラケースに分けました。

少し大きめの第一軍(仮)
少し小さめの第二軍(仮)

写真は2020年10月21日のものです。こうしてたまにヤシガラから掘り出してきちんと生きているか生存確認をするのと、体に異常がないかどうかチェックをしてます。

オスかも?な個体。アゴが全体的にうっすら赤くなっているのがわかります

どうして2つのグループに分けるのかというと、オス同士や他の個体と鉢合わせて喧嘩になるのを防ぐ目的と、十分な餌量を確保するためです。

皆さんきっとニホントカゲのオス同士の喧嘩の写真を、図鑑やSNSを通して見たことがあると思います。ニホントカゲと似たような感じで、オカダトカゲもオス同士、咬み付きあって喧嘩をします。もしかすると縄張り争いなのかもしれません(ソースを探しておきます…)

ですので、なるべくオス同士が接触する機会を減らすためにケースを分けて飼育している、ということ。

また、これだけの個体数がいると餌を積極的に食べにくる個体とそうでない個体が出てくるので、餌を食べに来るのが少し遅れてしまうと、餌がなくてどんどん痩せてしまう、成長ができないなど最悪死なせてしまう原因に繋がるおそれがありますので、なるべく均等にすべての個体が餌を食べられる機会を作るために、ケースを分けて飼育しています。

狭いケースで多くの個体を管理するのはかなり難しいことだと思います。うちにいる幼体たちはまだ小さいのでこのグループ分けで飼育していますが、もっと成長してきたら、先ほどお話しした喧嘩等の理由からオスは1ケース1匹ずつに分けて飼育しようかな、と考えています。

全然話が変わりますが、2020年夏に、この幼体たちのふるさとに行ってきましたが、その時点でのうちの幼体たちと野生の同い年の幼体たちで体の大きさが違っていて驚きました。

カンの鋭い方は感じていると思いますが、室内の飼育個体と野外の個体では孵化した時期が異なるのと、餌頻度も異なるので体の大きさは違うのは当たり前です。ですが、夏に見た野外の個体の大きさが、飼育個体の夏ちょっとくらい前の大きさで、ひとまわりくらい野外の個体の方が小さかったので、自分の飼育方法や餌頻度、餌昆虫たちの餌メニューなどを考え直した方が良いのかな…!??と考えさせられました。

孵化1年目、冬対策は?

皆さん想像ができると思いますが、日本の本州に住む爬虫類の多くは越冬をします。土の中に潜ったり、岩の隙間に隠れたり、落ち葉の下に潜って、冬を越すことですね。

日本の爬虫類や、外国の爬虫類、越冬して過ごす種なら冬の間は代謝を低くさせてそっと眠らせておいて、次の年の春にまた目覚めさせて飼育をしている方もよくいらっしゃいます。実際、実家に住んでいたころのわたしも、オカダトカゲやヒガシニホントカゲは外と同じような気温の部屋に置いておき、次の春から餌を与えて飼育するスタイルをとっていました。

しかし、飼育個体の越冬はかなりリスクがあります。

秋、冬が来る前にしっかりと栄養をつけさせておいて、何か月も餌を食べないでも耐えうる健康な体を作る必要があること。

次の春にケースを覗いてみたら、とっくに死んでしまっていた!とか、春を迎えられたが餌を受け付けなくてそのまま衰弱して死んでしまった…とか。経験もあれば、聞いたこともあります。

細かい原因はここでは話しきれないくらい考えられます。

このリスクを背負って冬場は寒い部屋で飼育をしようかな…と考えていましたが、実際に今住んでいる家の中で一番寒い場所の気温を測ると20℃を超えており…!

築年数のそんなに経っていない綺麗な集合住宅の快適さを思い知りました…。

20℃では、トカゲが中途半端に覚醒してしまい、無駄に体力を消耗してしまいます。これでは家で越冬は無理だ…と判断し、他の外国産爬虫類たちのいる暖かい部屋で冬を越してもらうことに決めました。

ですので、現在は夏場より餌の頻度はおさえていますが、昼間は太陽でバスキングをし、夜も暖かい部屋で、これまでと何ら変わりなく飼育しています。

体もずいぶん成長してきましたので餌は3日に1回、全個体が食べられるように少し多めにお皿に生きた昆虫類を入れて与えています。孵化したての頃は毎日与えていました。

こんな感じで現在は飼育をしておりますが、今後もどう管理したら健康に、長く生きてもらえるのか、完全に手探り状態ですが試せるものはどんどん試してみて、こうして皆さんにお伝えできればなと思います。

まだオカダトカゲの幼体飼育で伝えきれていないことがあるので、記事が書けましたらまたこちらのブログに載せます。

最後までご覧いただきありがとうございます。

またブログor動画でお会いしましょう!

前々回のブログに貼り忘れていた動画( ˘ω˘ )

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA